キッチンはお料理をしたりお茶をいれたりと、毎日といって良いほど頻繁に使う場所です。
そんなキッチンを楽しく使うために、キッチンタイルなどのリフォームによって、おしゃれにしたいと考えたことはないでしょうか?
もしかしたら、すでにキッチンの壁をタイルなどでおしゃれにしたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、キッチンの壁をどのようにしてリフォームすれば良いのか、そもそもキッチンタイルにはどのような種類があるかなど、こだわりのキッチンを作るにも多くの疑問がありますよね。
そこで今回は、キッチンタイルの種類やメリット・デメリットを徹底解説していきます。
おしゃれでこだわり抜いた自分だけのお気に入りキッチンを実現したい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
キッチンタイルとは?
キッチンタイルとは、キッチン周辺の壁や天板などに使われる建築材料のことです。
キッチンに使われるタイルは、石材や粘土を原材料に1,000度から1,200度で焼かれます。
そのため、耐水性や耐火性、耐熱性、耐久性に優れ、火や水を頻繁に扱うキッチンに適した材料なのです。
また、近年ではデザインやカラーなどの種類が豊富になり、お気に入りのキッチンを作るために大活躍しています。
キッチンタイルの種類3選
キッチンタイルには、さまざまな種類があります。
そのなかでも特にメジャーな3つの種類を、ご紹介していきます。
それぞれで違ったデザインを楽しめるため、自分好みのタイルを探してみてください。
1.モザイクタイル
モザイクタイルとは、1枚の表面積が、50平方センチメートル以下のタイルです。
ほかのタイルと比べて小さめのサイズ感で、パズルのように一つひとつが壁や床に、はめ込まれています。
シンプルに一つの色でまとめても、色を変えて個性的なキッチンにしても、おしゃれでしょう。
デザインやカラーも豊富で、インテリアに合わせてキッチンの印象を変えられることから、多くの人気を集めています。
2.サブウェイタイル
サブウェイタイルは、ニューヨークの地下鉄で使用されていたのが始まりだそうです。
ホワイトの長細い形が有名で、シンプルなインテリアから、温かみのある木の素材ともマッチします。
カフェでも多く使われるほど人気で、おしゃれなキッチンにピッタリのデザインです。
メンテナンスにおいても非常に優秀で、滑らかな表面が壁に飛び散った水や油を拭き取りやすくし、お掃除に手間がかかりません。
また、カラーはホワイトだけではなく、実はブラックやグリーンなどもあります。
好みに合わせてデザインカラーをチョイスできるのも魅力の一つです。
3.大判タイル
大判タイルは、比較的大きめのキッチンタイルです。
そのため、高級感や落ち着きのあるインテリアに仕上げてくれます。
また、目地が少ないため、お掃除の手間を減らせたり、汚れが気にならなくなったりします。
壁や床にも使用できる万能なタイルです。
キッチンタイルを貼る場所
ここでは、キッチンタイルを貼る場所について解説していきます。
1.天板
天板にタイルを貼ると、洗い物による水跳ねや、揚げ物の際に飛び散った油、調味料などの汚れをサッと拭きとれてしまいます。
また、火にかけた直後の熱々お鍋を置いてしまっても、耐熱性のあるタイルであればセーフです。
見栄え的にも海外風なキッチンに仕上がり、個性的な空間に仕上げられるでしょう。
2.床
床にもタイルを貼れます。
傷や凹みなどの心配がなく、耐久性が高いため、長い間キッチンの足元を彩ってくれます。
ただし、冬場は寒かったり、食器を落としたときに割れやすかったりなどのデメリットもあるので、キッチンマットを敷くなどの対応が必要です。
デザイン的には海外のような印象で、素敵な空間に仕上がるでしょう。
3.壁
キッチンの壁は、タイルを貼る場所として最もメジャーな場所といえます。
先述したモザイクタイルや大判タイル、サブウェイタイルなど、どのようなタイルでも貼ることができる場所です。
また、見た目の印象も大きく左右する重要なポイントでもあり、キッチンのなかでも特に力を入れたい場所なのではないでしょうか。
キッチンの壁にあるタイルは、水や油などの汚れをしっかりと防ぎ、お手入れを楽にしてくれます。
デザインと同時に、メンテナンスのしやすさも考慮して選ぶと良いでしょう。
4.腰壁
キッチンの腰壁に貼るのも、魅力的です。
片面ずつ異なるカラーリングやデザインのタイルを貼ると、角度によって違った表情を楽しめます。
キッチンタイルのメリット・デメリット
キッチンタイルのメリットは、何よりもデザイン性が高いことです。
四角形や丸、玉ねぎのような形をしたタイルも存在し、さまざまなインテリアを実現できます。
柄や模様も多く、こだわりのキッチンが作れます。
また、カラーリングも豊富で、好みの色によってキッチンを美しく楽しい空間に変えることが可能です。
さらには、耐水性や耐火性、耐熱性が備わっており、高い耐久力があります。
そのため、昔から水回りに使用されるほど、今に至るまで厚い信頼がある素材なのです。
一方、タイルのデメリットは、衝撃に弱いことです。
壁に強い衝撃などを加えてしまうと、ひび割れてしまう恐れもあります。
また、目地に溜まる汚れが落としにくい点もデメリットとなり得ます。
リフォームによる施工が難しく、タイルの価格も高い傾向にあるのもデメリットといえるでしょう。
しかし、その分耐久性も高いため、長い間キッチン周りを支えてくれる良きパートナーになること間違いありません。
タイルとパネルの違いは目地有無
タイルとパネルの違いは、目地があるかどうかです。
タイルは複数個で壁や天板に貼り付けます。
そのため、タイルとタイルの間に隙間に近い繋ぎ目ができ、ここに汚れが着くと掃除がしにくくなります。
一方パネルは、壁を一面覆うことのできるカバーです。
タイルとは違い、目地がないのでお手入れが簡単になります。
さらに、パネルはリフォームによる施工が簡単というのもメリットです。
しかし、パネルはタイルよりも材質が劣るため、チープな印象になってしまうことも否めません。
デザイン性の高いタイルは、好みに合わせてキッチンを自由自在に好みのスタイルへと変化させられますが、パネルの自由度は低いともいわれています。
こだわりのキッチンタイルで、お気に入りの空間に妥協したくないという方は、タイルがおすすめです。
まとめ
キッチンタイルはデザイン性が高く、こだわりのキッチンを作るためには必須のアイテムです。
モザイクタイルやサブウェイタイルなど、さまざまな種類から好みのタイルを選び、自由にキッチンをリフォームできます。
耐水性や耐熱性も備わっており、冷や水を扱うキッチンにはもってこいの素材です。
キッチンをおしゃれにリフォームしたいときは、ぜひタイルを使ってこだわりのキッチンを作ってみてください。